青汁の原料については、青汁の原料と栄養分でも紹介しました。
今では様々な原料によって作られている青汁。 飲む目的を明確にし、その目的に一番適した原料で作られている青汁を飲みたいという方に、原料による効果の違いを紹介します。
ここでは青汁の原料として主に使われているものだけを紹介しています。
ケールは青汁の原料に最も多く使われていて、栄養分が非常に豊富です。
「野菜の王様」とも呼ばれるケールは、βカロテンがキャベツの60倍、ビタミンCがトマトの5倍、鉄分がニンジンの4倍、カルシウムが牛乳の2倍もあります。
それだけでなく、ビタミンや食物繊維も豊富なため、ケールで作られた青汁は便秘の解消や血糖値の低下などの効果が期待できます。
大麦若葉は、ほかの緑黄色野菜よりも特にビタミンやミネラルが豊富な野菜です。ビタミンB1が牛乳の30倍、ビタミンCがほうれん草の33倍、カルシウムが牛乳の10倍、マグネシウムがほうれん草の5倍、食物繊維がサツマイモの50倍もあります。
大麦若葉に含まれる栄養素には、新陳代謝を促進する作用や、脂肪を燃焼する作用があります。
したがって、ダイエットの補助的な役割だけでなく、美肌などのアンチエイジングの効果も期待できます。
明日葉は、ケールよりも食物繊維が豊富なことや、青汁の主な原料の中で唯一カルコンというポリフェノールの一種を含んでいることが特色です。
このカルコンの効果といえばセルライトの解消ですが、近年では糖尿病の治療にも有効なのでは?とさかんに研究が行われているようです。
さらに、食物繊維やカリウムが多量に含まれているので、肌荒れや、口臭・体臭にも効果があるそうです。
明日葉は血液をサラサラにすることでセルライトを解消するだけでなく、体内の善玉菌を増やす効果もあると言われているので、ダイエットや肥満予防、動脈硬化予防の効果などが期待できるので、生活習慣が乱れている方などにおすすめです。
桑の葉は、青汁の原料としてはケールのように有名ではありませんが、とっても優秀でたくさんの栄養素を充分に含んでいます。
その中でも桑の葉だけに含まれるDNJ(1-デオキシノジリマイシン)という成分には、 血糖値を抑える働きがあります。糖尿病の予防だけでなく、整腸作用や生理不順や貧血予防、肌荒れ予防などの効果も期待できます。
そして、糖分をゆっくりと吸収する性質を利用してダイエットの補助にも向いていると言えるでしょう。
こちらの無農薬栽培についてのサイトも、とても参考になりますのでご覧ください。